コワーキングスペース「enun|縁雲」利用体験記

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島根県は、地域の特性を活かしたテレワーク環境の整備を進めています。特に、自然豊かな環境を活かしたワーケーション(ワーク+バケーション)の推進が注目されています。

県内には、いくつかの先進的なコワーキングスペースが設置されています。 例えば、松江市にある「enun(縁雲)」は、地域課題解決プロジェクトの一環として誕生しました。このスペースは、地域のビジネスホテルの宴会場を改装して作られ、地域内外から多くの利用者を集めています。また、「石見銀山まちを楽しくするライブラリー」は、大田市大森町にある築200年の商家をリノベーションした施設で、地元大学生が運営し、地域住民や観光客、テレワーカーが集う新たな交流拠点として機能しています。

島根県のテレワークとコワーキングスペースの取り組みは、地域の活性化と新しい働き方の普及に大きく貢献しています。これらの成功事例は、他の地域にも参考になるモデルケースと言えるでしょう。

このような取り組みが、さらに多くの人々に利用され、地域の発展に寄与することを期待しています。 いつでもどこでも仕事ができるハイブリッドワークとして、2024年12月11日と12日の2日間、私は、松江市にあるコワーキングスペース「enun | 縁雲」を利用してきました。合計で10時間ほどの滞在でしたが、その利便性と快適さに感動しましたので、その体験をコラムとしてまとめました。

宍道湖を一望するコワーキングスペースenun|縁雲

ホームページ:https://enun.jp/

Instagram:https://www.instagram.com/enun.matsue/

enunとは

神話が息づく島根・出雲。その出雲地域の東に広がる水の都松江にenun(縁雲)はあります。enunの目の前に広がる、宍道湖に湧く雲のように自由に人々が集まり、様々な地域の人がつながって、 人とビジネスのつながりが生まれていく。そんな縁の起点となり、縁をつなぎ、未来を広げていくような拠点を目指しています。

利便性と快適さ

まず、時間単位で利用できる点が非常に便利でした。短時間の作業や急なミーティングにも対応できるため、フレキシブルな働き方が可能です。特に、宍道湖を見ながら仕事ができる環境は、他のコワーキングスペースにはない魅力です。湖の美しい景色を眺めながらの作業は、リラックス効果もあり、集中力が高まりました。

また、月額利用のシェアルームあり、見学させてもらったが清潔感があり、内装も温かみがあって、アイディアが沸いているような色の壁紙で快適そうでした。 また、セミナーや地域のコミュニティの発表会としても利用されており、多くのイベントで活用されています。

料金

私は、10時間利用 5,198円を利用して、2日間に分けて使用して、有効活用ができました。1時間利用 880円からも利用可能です。

歩いて5分!地元の味覚

また、散歩がてら歩いて5分のお肉屋さん「ミートショップきたがき」でコロッケを買い食いしました。主婦や学生が長蛇の列を作るほどの人気店で、その味は期待を裏切りませんでした。サクサクの衣とジューシーな中身が絶妙で、宍道湖を見ながら地元の味を堪能することができました。

ミートショップきたがき

夕日の美しさ

夕方には、宍道湖の夕日を見に行くことができました。湖面に映る夕日の美しさは言葉に尽くせないほどで、仕事の合間にリフレッシュするのに最適な時間でした。このような自然の美しさを感じながら働ける環境は、都会ではなかなか味わえない贅沢です。

設備の充実

「コワーキングスペースenun❘縁雲」のフリースペースでは、モニターや電源が完備されており、快適に作業を進めることができました。利用時間ではコーヒーメーカーとウォーターサーバーがあって、珈琲も楽しむことができます。 さらに、予約して利用できる会議室ボックスでは、テレカンや複数人での会議が可能です。ファミレスボックスのようなスペースもあり、用途に応じて使い分けることができる点が非常に便利でした。

多様な利用者層

このコワーキングスペースには、多くの若い人々が利用しており、地元の人々だけでなく、東京や大阪からワーケーションとして訪れる人も多いようです。新しい働き方としてのワーケーションが広がっていることを実感しました。

サウナでリフレッシュ

さらに、宍道湖に新しくできたサウナ「suomi」も利用している人たちもいて、仕事の後にサウナでリフレッシュすることで、心身ともにリラックスでき、翌日の仕事にも良い影響だとおっしゃっていました。

宍道湖畔で自然とつながる松江市の24時間サウナ・フィットネス・コワーキング | suomi

アクセスの良さ

場所は県庁や市役所の近くにあり、松江駅から少し離れていますが、歩いて行ける距離です。公共交通機関を利用する場合でも、アクセスは良好です。

住所:松江市西茶町40-1 松江ニューアーバンホテル 2階 3階

電話番号:0852-23-0003

アクセス:

  • JR松江駅よりタクシーで約10分
  • 市営バス(北循環線外回り)で約8分、市役所前下車徒歩2分 一畑電車 松江しんじ湖温泉駅より徒歩7分

地図:https://maps.app.goo.gl/M3WwvaLf2WZfHiij7

コワーキングスペースでのリスク

コワーキングスペースでは、監視カメラも設置しているところも多いが、他の利用者があなたのデバイスを盗む可能性があります。これにより、保存されている個人情報や業務データが漏洩するリスクがあります。自分のデバイスをコワーキングスペースに置き忘れた場合、誰かがそれを持ち去る可能性があります。これにより、保存されている情報が第三者に渡る危険があります。

これらのリスクを軽減するためには、以下の対策を講じることが重要です。

  • デバイスを常に監視し、常に目を離さないこと。
  • パスワードや暗号化を使用してデバイスやファイルを保護すること。
  • 機密情報を公共の場で取り扱わないこと。

まとめ

宍道湖周辺では、新鮮な湖の幸を味わうことができます。特に有名なのは「宍道湖七珍」と呼ばれる七つの湖の幸です。しじみ、白魚、もろこなど、地元ならではの味覚を楽しむことができます。宍道湖しじみは、日本全国に知られる特産品です。また、湖畔にはリラックスできる温泉も点在しています。温泉に浸かりながら湖の景色を楽しむ贅沢な時間を過ごせます。特に「玉造温泉」は、古くからの歴史があり、美肌の湯としても有名です。

さらに、松江市には、古代からの歴史と文化が息づいています。松江城や武家屋敷など、歴史的な建造物が多く、散策することで日本の歴史を感じることができます。また、和菓子作り体験など、伝統文化を体験できるアクティビティも豊富です。宍道湖とその周辺は、自然の美しさと歴史的な魅力が融合した素晴らしい場所です。 「コワーキングスペース enun|縁雲」は、こうした環境のなか、利便性、快適さ、そして美しい自然環境が揃った素晴らしいコワーキングスペースです。時間単位での利用が可能であるため、フレキシブルな働き方を求める人にとって理想的な場所です。宍道湖の美しい景色を眺めながらの作業や、地元の味覚を楽しむことができる点も魅力的です。心身ともにリフレッシュできること間違いなしです。ぜひ一度訪れてみてください。