ニューノーマル時代で変わる働き方とエンドポイント対策とは

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ニューノーマル時代の幕開け

世界中で感染が広がった「新型コロナウィルス(COVID-19)」は、現在も一部の地域で拡大を続けています。そうした中で、日本では2020年5月25日に「緊急事態宣言」が終了しました。
今後は段階的に自粛が緩和されていくと思われますが、一方で第2波や第3波を警戒する声も少なくありません。

2020年5月29日には、東京都の小池百合子知事が新型コロナウイルスと共存していく「ウィズコロナ」を宣言しました。新型コロナウイルスと共存して生活していくことを「ウィズコロナ」と呼びますが、ウィズコロナを終わらせるには、検査の一般化と治療薬やワクチンの開発が必要です。

しかし、それは多くの時間を要するため、私たちはしばらくの間、新型コロナウイルスとの共存を前提とした日常生活を送らなくてはなりません。

「緊急事態宣言」の終了と「ウィズコロナ」の宣言は、結果的に「ニューノーマル(New Normal)」時代の幕開けを意味します。「ニューノーマル」とは、かつては異常とされていたことが、ありふれた状態になっていることを意味します。

つまり、コロナ禍により、世界中でこれまでとは違った日常が強いられるようになったのです。

 

ニューノーマル時代で変わる働き方とは?

業界や職種にもよりますが、テレワークと在宅勤務による新しい働き方は、コロナ禍が収束しても継続的に続くと予測されます。「ウィズコロナ」の環境下では、これまで当たり前だったオフィスへの出勤は、企業内でいわゆる「3密」の状態を作り出すことになり、感染のリスクが増えます。

大企業だけでなく、中小企業やベンチャー企業でも、働き方に柔軟な対応が求められます。

特に打ち合わせ方法が大きく変わります。これまではひとつの場所に集まって打ち合わせをするスタイルが当たり前でしたが、ニューノーマル時代では大きく変わってきています。

社内のみならず、取引先との打ち合わせにおいても、ZoomやTeamsのようなオンライン会議システムを使用して仕事を進めることがすでに一般化しています。

「アフターコロナはやっぱり打ち合わせは対面じゃないと…」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。確かに、対面の打ち合わせも時として重要です。しかし、コロナ禍でオンラインによる会議の様々なメリットを多くの人が実感した今では、対面の打ち合わせとオンラインの打ち合わせを使い分ける必要があるのではないでしょうか。

例えば、オンライン会議システムが使用出来ない企業の営業マンが、お客様に製品紹介の提案をしたい場合を想定してください。お客様から「オンライン会議で打ち合わせしましょう」と言われた場合、お客様へ製品を提案する機会を失ってしまいます。

ニューノーマル時代で働き方が変わっているのに、オフライン会議(訪問営業)以外の選択肢がない状況は、ビジネスにとって致命的です。訪問でもオンラインでも対応出来るようにしておかなければ、円滑な企業活動を行うことができなくなってしまいます。

歴史を振り返っても、変化に対応する企業が生き残ります。

過去の働き方に固執することなく、過去と新しい働き方の良いところを使い分けて働くことが求められます。

 
 

ニューノーマル時代ではエンドポイント対策が重要となる理由

ニューノーマル時代では、パソコンなどのエンドポイントセキュリティの重要性が高まり、対策が求められます。

何故でしょうか?

これまでのセキュリティ対策は、オフィス内で仕事をすることを前提としているため、サイバー攻撃などから企業内のネットワークへの侵入を防ぐような外部対策が重要でした。具体的には、ファイヤーウォールやVPN、IDS、IPSなどの機器により、ネットワークの境界防御型の対策で防ごうという考え方です。

ニューノーマル時代では、テレワークや在宅勤務がノーマルとなりますので、当たり前のようにパソコンを社外へ持ち出します。

するとどういったことが起きるでしょうか?

これまで多くの企業は、企業内のネットワークに侵入されないための対策に投資してきましたが、今後は、パソコンなどの端末を社外へ持ち出すわけですから、エンドポイント対策の重要性が増してきます。
オフィス以外の様々な場所で仕事をするため、パソコンなどの端末のセキュリティを高めるエンドポイント対策が一番重要になるというわけです。

 

まとめ

ニューノーマル時代では働き方が大きく変わり、エンドポイントのセキュリティ対策も非常に重要になってくることをお伝えしました。エンドポイントセキュリティソリューションは数多くあります。

例えば、マルウェアやコンピューターウイルスの脅威からパソコンを守るためのウイルス対策ソフトや、クラッカーなどからの悪意あるアクセスを防ぐパーソナルファイヤーウォールなどです。

しかし、それ以外にも対策しておかなければならいのは、パソコンの紛失や盗難が発生したときの情報漏えい対策です。ウイルス対策やパーソナルファイヤーウォールなどのエンドポイントセキュリティに加えて、パソコン紛失・盗難時のデータ漏えいを防ぐ対策が重要になります。

ワンビでは情報漏えい対策を目的とした、パソコンの盗難や紛失時のソリューションを提供しています。手元にパソコンが無くても、予めソフトウェアインストールしておくことで、リモートでパソコンをロックしたり、パソコン内のデータ消去したりすることが可能なソリューションです。オフライン環境でも、タイマーロック機能でロックや消去が可能な製品も提供しています。

ニューノーマル時代に突入した今だからこそ、エンドポイントセキュリティについて見直してみてください。