―――在宅勤務を経験したワンビ社員のひとり言―――
夏季休暇が終わって本格的な在宅勤務!
緊急事態宣言後、ワンビではすっかり在宅勤務が定着しました。現在では特にオフィスに出向く必要が無ければ、基本的に在宅で働くことができます。
就業規則が早急に改定されたこと、テレワーク・在宅勤務が可能なインフラが整っていたことが、ワンビがスムーズに導入をできたポイントだと考えています。
企業の人材採用でも、在宅勤務やテレワークが可能だという点は、ワークライフバランスの重要な要件になりつつあるというニュースもあります。
様々な理由で通勤や出社が難しい方でも、テレワークの積極的な活用は企業にとっても応募者にとっても雇用の幅を大幅に広げることが可能です。
特に我が家では小さい子供もいますし、保育園の送り迎えなどができるのは、通勤時間がゼロという最大のメリットのおかげで、良い環境で仕事をさせて頂いていると感じています。
セキュリティ面でも、万が一のパソコンの盗難・紛失時の情報漏えい対策として、各自のPCにTRUST DELETEでエンドポイントのセキュリティ対策されていることは言うまでもありません。
在宅勤務の先にある職住融合とは?
コロナ禍で、社会全体も在宅勤務やテレワークの導入が定着し、最近では「職住融合」という新しい概念が生まれました。「職住融合」とは、自宅と仕事場が「分離」していた時代から、自宅と仕事場が「融合」されている新しい概念です。
主に住宅メーカーが、ニューノーマル時代の「新しい住宅のあり方」として提唱したことが始まりだと思われます。わかりやすく言えば、コワーキングスペースを自宅に用意するようなものです。
「職住融合」は、在宅勤務でより快適に仕事を行えるようにすると共に、プライベートも充実させることも目的としています。今回は私自身の実体験を元に、「在宅勤務」を超えた「職住融合」を実現するためのポイントをまとめてみたいと思います。
「職住融合」で快適な在宅勤務を実現する5つのポイント
1.仕事の場所を確保する
「職住融合」で1番大事な事は、「仕事の場所」を確保することです。
良くあるのは、ダイニングテーブルなど普段から生活する場所がそのまま仕事場になることです。
理想はプライベートな空間が確保できる個室です。
とはいえ、日本の住宅事情を考えると、お父さん・お母さん専用の個室が確保できるケースはそれほど多くはありません。お子さんがいらっしゃる家庭で、年齢がまだ低ければ、将来の子供部屋を使用するのも良いかもしれません。
個室がない場合、寝室やリビングの一角など、可能な限り仕事用の専用スペースを確保しましょう。住宅関連業界では、職住融合を実現するためのリフォームプランなども続々と紹介されているようです。
また、どうしても場所を確保できない場合、コワーキングスペースの個室や、サテライトオフィスを自宅以外に借りる方法もあります。可能な限り仕事用の専用スペースを確保しましょう。
2.体に合った机と椅子を使う
2番目に重要な事は「机」と「椅子」です。
仕事をするための専用の「机」と「椅子」を確保しましょう。体に合わない机や椅子を利用すると、在宅勤務なのに1日の終わりに体が疲れている…ということにもなりかねません。
1日の大半を机と椅子で過ごすことになりますので、大事な仕事道具の1つとして是非用意してみてください。
更に、その上でおすすめしたい道具が「チェアマット」と「フットレスト」です。
チェアマットは、椅子の下に敷いて床を傷から守る保護マットです。椅子も安定するので前後左右に動くことがありません。
フットレストは、足をおく台のことです。足を乗せて使うことで足を疲れにくくします。
在宅勤務による運動不足で健康をより意識してみましょう。
3.大型の外部モニターを利用する
仕事を効率的にこなすためすすめしたいのは「外部モニター」です。
ノートパソコンで普段仕事をしている場合、ノートパソコンに外部モニターを接続して、作業領域を拡大することをマルチモニターと呼びます。
マルチモニターでは、デスクトップの作業領域が2倍に広がりますので、仕事のスピードと快適さがグンと上がります。設置方法も簡単です。パソコンとモニターをVGA・HDMIなどのケーブルで接続するだけです。
最近では30インチを超える大型モニターも販売されていますが、場所の問題もあると思いますので、ご家庭の環境によって適切なサイズの外部モニターを用意してみてください。ちなみに私の家はノートパソコンの画面と2つの外部モニターによる、トリプルモニターで仕事をしていて、もはや1つの画面だけだとストレスになり仕事がはかどりません(笑)。
1度マルチモニターで仕事を行うと、もう外部モニター無しからは抜けられないほど快適になります。
4.高速かつ安定したインターネット環境を整える
在宅での仕事には、高速で安定したインターネット環境が推奨されます。
具体的には光回線が良いでしょう。理想は固定回線が引かれていることです。インターネット回線が高速で安定していると、ZoomやTeamsなどでのオンライン会議も快適です。
最近は、ポケットWi-Fiや携帯電話のテザリングを活用し、自宅には固定回線を持たない方も多くなっています。
ただ、ポケットWi-Fiやテザリングは、パケット通信の上限があるプランが多いので、月末になるとパケット通信制限がかかり仕事にならない!という可能性があります。
在宅勤務による働き方が今後も継続する可能性が高い場合は、プランを見直すか、この際に固定回線を検討してみてください。
5.ヘッドセットと外付けカメラで快適にコミュニケーション
オンライン会議がニューノーマルになっていますので、次はコミュニケーション環境を快適にしてみましょう。
ZoomやTeamsなどのオンライン会議で役に立つのがヘッドセットとWebカメラです。ヘッドセットは、マイクとイヤフォンの機能を合わせた機器です。相手の声を家の中に漏らさずに聞けますし、相手に対しても周りの生活音を聞かれずにすみます。
ノイズキャンセル機能を搭載したヘッドセットであれば、自分の周りの雑音をキャンセルしてクリアな音を相手に届けられます。
Webカメラは、パソコンに接続してリアルタイムで映像を転送・配信できるカメラのことです。
最近では、ノートパソコンにカメラが付いているので、それを利用しても問題ありませんが、暗く映ることが多いです。外付けのWebカメラを使用することで、カメラの場所を変えたり、相手に明るい映像を届けたりすることができます。
私は外付けカメラを利用することで、お客様とのオンライン会議にて、弊社の製品のデモをライブで見て頂くこともできました。高品質であれば、お客様・上司・部下・同僚との快適なコミュニケーションが実現できると思います。
まとめ
「職住融合」による快適な在宅勤務を実現する5つのポイントをまとめてみました。
緊急事態宣言後、数ヶ月在宅勤務を行いましたが、今回ご紹介した5つのポイントを実現することで、オフィスに劣らない環境が自宅で実現できました。
今後は我が家の古くなったエアコンを取り替えたり、壁紙も貼り替えたりしたいと考えていますが、コストが非常に掛かるので検討中です。今回のポイントを参考にして頂き、よりよい仕事環境とプライベート環境の「職住融合」を進めてみてください。