トレンドマイクロの調査、8割の人が自身の無断機密情報持ち出しを「特定・把握されることはない」

トレンドマイクロは、10月2日から10月3日にかけて、日本国内在住で、企業・自治体に勤務している社会人1030人にインターネットを通じて、業務情報の取り扱いに関するアンケート調査を実施したと発表。

  • 回答者の6割の人が「転職や異動の際、それまで扱っていた業務情報を持ち出したい」と回答。

業務上で扱う情報の持ち出しの意向の質問に対し、58%の人が転職や異動の際に、それまでの業務上の情報を持ち出したいと考えていることが判明。
持ち出したい情報としては、「自分で作成した仕様書、設計書、提案書などの文書」、「取引先や顧客の名刺」、「上司、同僚などの連絡先情報」など。
さらに、持ち出し禁止機密情報であると認識している情報でも、「転職や異動の際には情報を持ち出したい」と考えている人が約3割いた。

  • 回答者の8割の人が「機密情報の無断持ち出しは可能で、その事実は把握されない」と回答。

また、機密情報を扱う立場として、実際に機密情報を持ち出すことが可能かどうかの実態調査をしたところ、約7割の人が「漏れているかもしれない・やろうと思えば持ち出せてしまう」と回答。
また、もし機密情報を無断持ち出しした場合、8.5割の人が持ち出しの事実を「特定・把握されることはない」と考えている。