Microsoft ExchangeにNTLM 中継攻撃が可能な脆弱性が確認された。影響を受けるのはMicrosoft Exchange 2013 およびそれ以降で、PowerDNS Authoritative Serverと共に提供されているdnsreplayツールにバッファオーバーフローの脆弱性が存在する。この脆弱性が悪用されると、細工されたPCAPファイルの処理によりバッファオーバーフローが引き起こされ、クラッシュや任意のコード実行などの恐れがある。なお、この脆弱性は-ecs-stampオプションが有効になった状態のみ起こる。解決策としてdnsreplay 3.4.11及び4.1.2が公開されており、アップデートによりこの脆弱性は解消される。