発表日時2020/6/5
楽天を装ったメールが確認され、フィッシング協議会が注意を呼び掛けている。同協議会によると、確認されたのは、楽天を装った不審なメールが届いたという内容で、同社へのリンクが記載されているが、実際には別のURLに誘導して顧客情報を入力させてクレジットカード情報を不正入手するというメールであったため、不審なメールを受信した場合にはリンクにアクセスせず削除するよう求める内容となっており、通常のフィッシングメールのような記載されたリンクにアクセスするよう誘導するのとは異なり、注意喚起する内容になっている。更に、不審なサイトにメールアドレスやパスワードを入力した場合にはパスワード変更や使いまわししているほかのサービスのパスワードも変更するよう求めている。
一方、別の不審なメールでは、顧客からの処理に基づいて楽天アカウントのパスワード再設定の手続きメールであるとして、記載されたリンクに24時間以内にアクセスして手続きするよう求めるメールも確認されている。しかし、いずれのリンクも転送されてフィッシングサイトに誘導されるため、このようなサイトに個人情報などを入力しないよう求めている。