川崎市、予約システムが不正ログイン被害

川崎市にて不正ログイン被害。同市公共利用施設予約システムである「ふれあいネット」にてアカウントロック等の不正アクセス被害が発生した。複数の利用者からの問い合わせがあり、調査を行ったところ、野球場を主に使用している利用者に対し不正ログインによりアカウントロックが相次いでいることが判明。現在も全容解明に向け調査を行っており、野球場の予約について、システムでの抽選及び予約を暫定的に休止している。なお、不正ログインによる個人情報の流出は確認されていない。

同システムでの受付を休止後、「野球場予約フォーム」による利用受付を行っていたが、10月利用分は約15万件と多くの申し込みがあったため内容を確認したところ、同一IPアドレスから複数の登録番号を用いて、24時間で約2万件が申し込まれるなどの事象が判明した。このため同市は「野球場予約フォーム」による受付を中止し、申込書(紙)による申込方法に変更としている。(2020/9/30追記)

同市は、、野球場利用に係るシステムでの公平な抽選及び予約を不能にし、システムを用いない手法での抽選及び予約受付業務を余儀なくさせるなど、本市の業務を妨害したことは、偽計業務妨害罪(刑法第233条)に該当するものとして、2020/11/18に、告訴状を川崎警察署長宛て提出した。(2020/11/18追記)