発表日時2020/9/8
日本医師会にてパソコンがマルウェア感染し、不審メールが外部に送信。同医師会館内の事務局にて、受信したメールに添付されていたWordを開封したところ、LAN接続しているPCがマルウェア「Emotet」に感染し、当該端末にてやり取りした関係者を名乗った不審メールが、当該サーバと無関係な外部サーバから送信されていたことが確認された。
同会でのメールはウィルス対策ソフトでのメールチェックにより、通常各パソコンのメールソフト到達前に駆除されるが、今回のメールは駆除されずにフィルターを通過し、Wordファイルが添付された状態で届いていた。
不審メールの宛先は過去に当該端末でやりとりした相手先で、送信者名は実在する関係者を名乗っているが、送信元アドレスは架空のアドレスとなっている。同会は当該PCをネットワークから切り離し、マルウェアの駆除を行った。
もし同会関係者を名乗る不審メールを受信した場合にはメールアドレスを確認し、添付ファイルを開かないよう呼び掛けている。