マイクロソフトはCPUの脆弱性による投機的実行サイドチャネル攻撃に対応した定例外セキュリティ更新を公開した。
CPUに起因するMeltdownまたはSpectreと呼ばれている脆弱性が確認された。この脆弱性により、投機的実行サイドチャネル攻撃を受けると機密情報が盗取される恐れがある。複数のベンダーからCPUの脆弱性が報告されたため、同社もこれに対応した。ただし、セキュリティ対策ソフトによってブルースクリーンが発生する恐れがあるため、互換性が確認されたものに限りアップデートを配布している。
さらに、今回のアップデートでは、その他WindowsやInternet Explore、Microsoft Edgeに存在する深刻な脆弱性含む32件の脆弱性の修正も行った。今回のアップデートでは最大深刻度が最も高い「緊急」15件、「重要」17件など、脆弱性が悪用されるとリモートからコードが実行されたり、権限昇格、サービス運用妨害、情報漏洩などの恐れのある脆弱性に対応した。