新潟県、個人情報取り扱い事案で職員を処分

新潟県にて２つの個人情報取り扱い事案で職員を処分。同県にて、小学校教員の個人情報の取り扱いが不適切であったことを受け、県は２事案について職員の処分を行った。

1件目は、上越地方の小学校にて教諭が担任する児童の個人情報含む絵日記や学習プリントを、家庭ごみと一緒に居住地域外のごみステーションに廃棄したことにより個人情報が流出した。

ゴミステーションの管理者が、指定のゴミ袋ではなく、さらにごみの分別がされていなかったことから中身を確認した結果今回の事案が発覚。現時点ではこれによるその他への情報流出や悪用などの被害は確認されていない。当該職は１か月の停職処分となった。

2件目は、中越地方の小学校にて、教頭が管理職という立場であるにもかかわらず、情報管理規程に違反してPTA役員名簿を含む校務用のUSBメモリを自身の机に保管し、その後当該USBメモリを無許可で校外に持ち出して紛失した。

市教育委員会がUSBメモリの点検を行った際に当該USBメモリの紛失が発覚。当該USBメモリにはパスワードが施されており、現時点では情報の流出や悪用などの被害は確認されていない。これにより当該教頭は2か月の減給処分となった。