- 元記事:即時振替サービスにおける被害状況について
- 元記事:即時振替サービスの不正利用における今後の対応について
- HP:ゆうちょ銀行
発表日時2020/9/18
ゆうちょ銀行にて、同行が対応している即時振替サービスのうち6社にて被害が発生していることが発覚した。同行の記者会見で明らかになったもので、同行では現在12社の決済サービスと連携してサービス提供を行っているが、PayPay 13件 135.4万円、LINE Pay 2件 49.8万円、PayPal 2件 1万円、ウェルネット 31件 345万円、メルペイ 4件 105万円、NTTドコモ 82件 1,546万円、Kyash 3件 23万円で、合計137件 2,205.2万円の被害が確認された。
同行は被害に遭った顧客に対し、全額補償するとしている。また、身に覚えのない取引や不明点があった際には同行コールセンターに問い合わせるよう呼び掛けている。
同行の即時振替サービスが不正利用されている件で、同行は今後の対応について公表した。現在同行では既に公表済のものを含め、顧客から約360件、被害総額にて約 6,000 万円の被害が申し出されている。同行では現在約 380 件を把握しており、必要な調査を行い、10月末をめどに補償を完了するとしている。
同行は今回の被害全容を把握するため、サービスを停止している決済事業者に登録している口座を持っている約 550 万口座の顧客にメールやダイレクトメールにて取引確認を行うよう依頼する。また、同行から電話やメールで口座暗証番号などを聞くことはないとして注意するよう呼び掛けている。
今回の不正利用の件で、同社では一部を除き新規口座登録・口座変更および振替のサービスを停止しているため、サービスを停止している決済事業者で不正利用被害が発生することはないとしている。また、サービスを停止している決済事業者については2 要素認証の導入を行った。(2020年9月24日追加)