発表日時2020/10/23
三協フロンテアにて「Emotet」感染によりなりすましメールが配信。同社にて社員PCがマルウェア「Emotet」に感染したことにより、同社を装い不正プログラムが添付または、不正サイトへのリンクが設定されてたメールが、過去にメールをやりとりした関係者へ配信された。
社員が、取引先名を名乗る迷惑メールに添付されていた不正なファイルを開封したことで「Emotet」に感染。調査の結果、PC36台が「Emotet」の被害、不正利用されたと推測される同社の電子メールアカウント数は、計43個であることが判明。同社はウイルス対策ソフトを適用しているが、感染したPCの添付ファイルを開いた時点では、ウイルス対策ソフトが検知・隔離をできず、不正なプログラムが実行され、初期感染が発生したことを特定した。感染したPCは速やかにウイルス駆除を実施し、現時点では全てのPCが復旧している。また、同社関係者のウイルス感染被害等は現時点においては、確認されていない。詳細はまだ調査中のため、同社は不審なメールを受信した場合、添付ファイルの開封やメール本文中のリンクをクリックせず、メールごと削除をするよう注意を呼び掛けている。