大阪市、個人情報を含む可能性のある公文書を紛失

会社名 大阪市
株式情報 非上場
漏洩種別 紛失
漏洩対象 紙(書類)
漏洩場所 社内
漏洩内容 氏名
漏洩件数 1件もしくは2件
漏洩日時 2020/9/28
発表日時 2020/12/22

大阪市にて個人情報を含む可能性のある公文書を紛失。同市教育委員会事務局総務部学事課にて、保管していた個人情報を含む可能性のある、歴史公文書に該当する平成19・20・21年度の「学級編制決議書類」の簿冊3冊、平成24・26年度の「越境入学防止対策決議書類」の文書20件及び平成24年度「学級編制決議書類」の文書3件を紛失した。

2020年9月に、担当者が歴史公文書を大阪市公文書館に引き継ぐ準備を行っている際に、一部の引継ぎ対象簿冊が見当たらないことに気付き、引継ぎ作業時まで同課全体で捜索したが、発見には至らなかった。個人情報を含む可能性のある簿冊については、他年度の同簿冊に、児童生徒の氏名などの個人情報が1件ないし2件付記されていることがあるため、当該年度の書類にも同様の付記がされている可能性があるとしている。なお、当該簿冊は、外部へ持ち出す簿冊ではないことから、個人情報が漏洩した可能性は低いと考えられ、保存期間満了後の歴史公文書を公文書館に引き継がず、また文書の存在を適宜確認していなかったことから、他の簿冊の廃棄を行った際、誤って廃棄した可能性が高い。同課は、歴史公文書に該当する公文書の適正かつ適切な取扱いについて、担当内で改めて周知するとともに、簿冊を廃棄する場合は、担当者及び文書主任で廃棄の可否について、複数名での確認を徹底、文書については、決裁完了後は速やかに簿冊へ編集するなど、公文書の適切な編集及び保管を徹底し、再発防止に努めるとしている。