複数の SAML ライブラリに認証回避の脆弱性が確認された。影響を受けるのはOneLogin 提供の python-saml及び”ruby-saml、Clever提供 のsaml2-js、OmniAuth SAML やShibboleth OpenSAML C++ などのライブラリで、XML DOM トラバーサルや正規化の処理を行う API における XML データ中のコメントの処理の問題によりXML 署名を正しく検証しない問題が存在する。この脆弱性が悪用されると、攻撃者にSAML データの内容を XML 署名が無効にならない形で改ざんされ、SAML サービスプロバイダの第一段階の認証を回避される恐れがある。解決策として、最新版の SAML ライブラリにアップデートすることでこの脆弱性は解消される。