BIND 9にbadcache.cのアサーションエラーの脆弱性が確認された。影響を受けるのはBIND 9.10.5-S1 から 9.10.5-S4、9.10.6-S1、9.10.6-S2で、不正なタイプのパケットBINDの処理をする際に、FORMERRレコードの代わりにSERVFAILレコードを選択する問題が存在する。VIEWでSERVFAILキャッシュ機能が有効な状態で細工されたパケットを処理することでbadcache.cにアサーションエラーが発生し、悪用されるとキャッシュサーバがクラッシュする恐れがある。同社はこの脆弱性を解消したBIND 9.10.6-S3を公開しており、アップデートするよう呼び掛けている。なお、深刻度は上から2番目のhighとなっている。