仮想通貨のEthereumを採掘するソフトウェアを標的としたアクセスが増加しているのを警察庁が確認し、注意を呼び掛けている。
警察庁によると、2018年1月8日ころから仮想通貨のEthereumを発掘するソフトウェアのClaymoreが管理用ポートとして使用している3333/TCPに対するJSON形式リクエストやokiru、satoriなどのMirai ボット亜種をダウンロードさせようとする37215/TCPや52869/TCPへのパケットの増加が急増している。
これに対し、警察庁ではClaymoreのJSON-RPCのAPI利用者にサーバなへの接続にルータを使用すること、ファイアウォールなどによるアクセス遮断、特定のIPアドレスのみのアクセス許可などのアクセス制限、 IoT機器の接続もサーバと同様の対策を行い、アカウント初期設定の変更や製造元サイトでの脆弱性情報確認及びファームウェアのアップデート、製造元が対応しない製品の使用停止をすることなどを推奨している。