- 元記事:行政文書の誤廃棄について
- HP:厚生労働省
会社名 | 厚生労働省 |
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株式情報 | 非上場 |
漏洩種別 | 紛失 |
漏洩対象 | 紙(書類) |
漏洩場所 | 社内 |
漏洩内容 | 氏名 |
漏洩件数 | 20件 |
漏洩日時 | 2021/3/24 |
発表日時 | 2021/4/2 |
厚生労働省にて個人情報を含む書類を誤廃棄。同省医薬・生活衛生局にて、書類等の廃棄作業を行った際、廃棄業者が、廃棄する段ボール箱と誤認し、同局総務課のレイアウト変更工事のため廊下に待避しておいた個人情報が記載された行政文書ファイル20件を含むファイル185件が入った段ボール箱を誤廃棄した。
廃棄書類と保管書類は離れた場所に区分けして置いてあり、廃棄業者の作業員に対して、担当職員が廃棄書類が置いてある場所を指さしながら口頭で搬出対象の廃棄書類を指示していたが、同職員と廃棄業者の作業員との意思疎通が不十分であったことが原因である。廃棄業者は同省を出発した後、溶解処理場に直行し、搬出した保管書類を含む段ボール箱全てを溶解処理しており、溶解処理場における記録やデータにより、全て溶解処理されていることが確認されているため、外部に流出する可能性はなく、誤廃棄した185件のうち183件の行政文書ファイルは、業務に支障が生じないよう電子データ等により内容を復元できる見込みである。
復元不可能である書類は、保存期間10年であった「再教育研修(平成27年度)」および「再教育研修(平成28年度)」であるが、過去の薬剤師の再教育研修に関する資料であり、個別研修毎に一連の手続が完了しているため業務に支障はない。同省は、局内すべての職員において、廃棄文書を含めた行政文書の適正な管理を徹底すること、公文書管理に関する省内のe-ラーニング研修等を再度、受講するよう徹底するとともに、廃棄業者が廃棄書類の搬出作業を行う場合は、明確な指示をするとともに作業が終了するまで職員が立ち会うこと、廃棄書類のみを搬出したことを確認することを再発防止策として徹底するとしている。