BBソフトサービス、2021年2月度のフィッシング詐欺サイトのレポートを公表

発表日時2021/3/31

BBソフトサービスは、2021年2月度のクレジットカード会社をかたるフィッシング詐欺サイトについて公表。同社が収集している、クレジットカード会社をかたるフィッシング詐欺サイトの数は、2021年1月は350件に比べ、2月は453件と前月比129%まで増加していることが確認された。

フィッシングサイトで悪用されたブランドは、楽天が一番多く、2位はAmazonであった。クレジットカード会社が6割と悪用が増えており、三井住友カードや三菱UFJニコス、エポスカードも2月は増加していた。フィッシングの手口の大半は、不正利用が確認され、利用を停止しているため、アカウント情報を確認してほしい旨のメールが多く、偽のログインページにアクセスするよう誘導し、ログイン情報の窃取およびクレジットカード情報や口座情報などの個人情報を窃取するものである。同社は、メールやSMSで案内されたURLが正規のURLかを確認すること、SSL通信が提供されているかどうかをチェックするなど、注意を呼び掛けている。

また、2月はプロ野球・甲子園開幕に便乗した野球グッズやゲーム機器を取り扱う偽販売サイトが確認された。偽サイトで商品を購入すると、粗悪な商品が送られる、または商品が送られずに購入代金を搾取されるなどの被害に遭う可能性があり、クレジットカード決済を行った場合は、カード情報が窃取される場合もあるため、サイトで購入する場合は、会社概要、住所や決済方法等をチェックするよう注意を呼び掛けている。