Appleは複数のApple製品に存在する脆弱性を修正したセキュリティアップデートを公開した。
iOS 11.3ではKernelに含まれるメモリ破損や入力のサニタイズ処理など3件やWebKitに含まれるメモリ破損やクロスオリジンなど19件の脆弱性の他、競合状態やサービス運用妨害、バッファオーバーフローなど合計43件の脆弱性に対応した。
Safari 11.1ではWebKitに含まれ、悪用されると任意のスクリプトを実行される恐れのあるクロスサイトスクリプティングの他メモリ破損やクロスオリジンなど23件の脆弱性に対応した。
macOS High Sierra 10.13.4ではKernelに含まれる複数のメモリ破損や入力のサニタイズ処理、領域外読み込みやcurlに存在する整数オーバーフローなど35件の脆弱性に対応した。
その他iTunes for Windows 12.7.4やiCloud for Windows 7.4ではバッファオーバーフローによる権限昇格やWebKitに含まれるメモリ破損、クロスオリジンなど20件、tvOS 11.3ではバッファオーバーフローによる権限昇格のほかKernelに含まれる複数のメモリ破損や入力のサニタイズ処理、Webkitに含まれる多数のメモリ破損を修正し、Xcode 9.3やwatchOS 4.3でも複数の脆弱性やバグ修正を行った。