富士フイルム、不正アクセスを受けランサムウェア被害の恐れ

発表日時2021/6/2

富士フイルムにて不正アクセスにより個人情報が流出の恐れ。同社が利用しているサーバに外部からの不正アクセスがあり、情報流出の恐れがある。

6月1日の深夜にランサムウェアによる攻撃が行われた可能性を確認。同社は影響の恐れのあるサーバとパソコンを停止し、一部ネットワークを遮断して外部との通信を停止して、被害内容や情報流出、被害範囲の特定などの調査を行っている。

同社のサーバが不正アクセスを受けた件で、外部専門家を含めた特別対策チームによる調査の結果、今回の不正アクセスはランサムウエアであったことが確認された。また、影響の範囲については国内の特定のネットワークに限定されていることも確認された。そのため、安全が確認されたサーバ及びPCを稼働し、遮断していたネットワーク及び通信を開始した。今回の件について、同社は、関係省庁等に報告するとともに、警察にも届け出を行った。(2021年6月4日追加)

6月4日より、安全が確認されたサーバー・パソコンを稼働させ、遮断していたネットワークの通信も順次再開し、問い合わせ窓口の受付や同社製品の受注および出荷など、顧客や取引先に対する通常業務が復旧した。また、「総合危機管理委員会」および外部専門家を含む「特別対策チーム」による調査の結果、外部への情報流出の痕跡は認められず、また、今回の不正アクセスへの対策を実施し、引き続き、監視を継続するとともに情報セキュリティーの強化を進めるとしている。(2021年6月14日追加)