Spring Data Commonsに複数の脆弱性が確認された。影響を受けるのはSpring Data Commons 1.13 ~1.13.10 (Ingalls SR10)、Spring Data REST 2.6 ~2.6.10 (Ingalls SR10)、Spring Data Commons 2.0 ~2.0.5 (Kay SR5)、Spring Data REST 3.0~ 3.0.5 (Kay SR5)で、Spring Data RESTにリクエストやパスのパース処理に、無限のリソース割り当てによるサービス運用妨害の脆弱性と、認証なしでリモートコード実行が可能な脆弱性が存在する。この脆弱性が悪用されるとサービス運用妨害攻撃を受けたり、細工されたデータの送信によりリモートで任意のコードが実行される恐れがある。解決策として同社はSpring Data Commons 2.0.6及び1.13.11を公開しており、アップデートによりこの脆弱性は解消される。なお、重要度はいずれもCriticalとなっており、早急にアップデートするよう推奨している。