大阪府、8校にて個人情報含む指導要録の紛失が発覚

会社名 福井高校/阪南高校/花園高校/登美丘高校/千里高校布施高校(定時制)/大阪南視覚支援学校、高槻支援学校、生野支援学校
株式情報 非上場
漏洩種別 紛失
漏洩対象 紙(指導要録)
漏洩場所 社内
漏洩内容 住所/氏名/生年月日
漏洩件数 2,609件
漏洩日時 不明(2016/10?)
発表日時 2018/5/2

大阪府立高校及び支援学校9校にて個人情報含む指導要録の紛失が発覚。同府立高校及び支援学校にて20年の保管義務期間を満たしていない生徒個人情報含む指導要録の紛失が判明した。

府立福井高校にて卒業生から単位修得証明書の発行申請があり、教務主任が指導要録の保存状況を確認したところ、保存年限が終了していない平成10年度から平成22年度の13年間の転・退学者の指導要録が見当たらなかったことから紛失が発覚。紛失発覚後、保存年限の満了した指導要録の廃棄処分を行った際に誤って混入して一緒に処分したと思い、教務主任が教頭と校長に報告したが、紛失したのが転・退学者の指導要録であったため大きな影響がないと考え教育庁に報告を行っていなかった。しかし、その後また別の退学者から単位修得証明書発行の申請があり、指導要録が紛失していたため直ちに発行できなかったことから校長が教育庁に報告し、指導要録の紛失が判明した。

これを受けて全府立学校に調査を行った結果、阪南高校、花園高校、登美丘高校、千里高校、布施高校(定時制)、大阪南視覚支援学校、高槻支援学校、生野支援学校でも紛失していることが発覚した。後に紛失が発覚した8校に関しては復元が完了しており、福井高校は現在復元作業を行っている。
指導要録は、1の学籍に関する記録と2の指導に関する記録からなり、1は20年保存、2は5年保存と定められていたが守られていなかった。各校は当該転・退学者、卒業生及び在校生、保護者にお詫びと説明を文書で行い、各校ホームページ上で本件の報告を行った。なお、現時点では情報の外部流出に関する被害や連絡などは確認されていない。