発表日時2021/8/4
日本サイバー犯罪対策センターにて、2021年上半期の悪質なショッピングサイト等に関する統計情報を公表。同センターにて、セーファーインターネット協会の悪質ECサイトホットラインに対する通報内容を分析した、2021年上半期の悪質なショッピングサイト等に関する統計及び特徴的な事象を公表した。
悪質ショッピングサイトの通報件数は、6,535件で、前年の5,019件と比べ、約30.2%増加し、背景として新型コロナウイルスの影響により、インターネットの利用が増えたためと考えられる。また、サイトを知った経緯および支払い方法は前年と比べ大きな変化はなかったが、クレジットカード決済の割合が増加していた。2021年の特徴として、家電等を取り扱う正規のショッピングサイトに見せかけた悪質なサイトも確認され、暗号資産投資サイト等に関する通報件数は、前年は17件であったが、2021年は89件と増加しており、内67件がマッチングアプリやSNSで知り合った異性から紹介されるケースであった。同センターは、このような被害にあわないために、初めて利用するショッピングサイトの場合には、Webサイトに不審な点がないこと、会社やURLを検索し、同様の被害報告の確認をすること、暗号資産への投資については、金融庁・財務局への登録がされているかを確認すること、安易に投資しないよう注意を呼び掛けている。