トヨタ自動車、販売会社による個人情報の不適切処理を公表

 
会社名 トヨタ自動車株式会社
株式情報 非上場
漏洩種別 流出
漏洩対象 データ
漏洩場所 社外
漏洩内容 氏名/生年月日/性別/住所/電話番号
漏洩件数 3,318件 9,125件(2021年9月15日追加)
漏洩日時 不明
発表日時 2021/8/19

トヨタ自動車は、販売会社による個人情報の不適切処理を公表。同社は、販売会社9社において、同社が提供する顧客向けウェブサイト認証サービス「TOYOTA/LEXUSの共通ID」発行のために、顧客の車両注文書およびアンケート等へ記載された個人情報を同意なしで登録し、同社に提供していたことを公表した。

今年3月に、福岡トヨペットにて本件が明らかになり、全国の販売店において調査を行った結果、9社において不適切な処理が発覚。対象販売会社および件数の内訳は、神戸トヨペット1,697名分、福岡トヨタ自動車405名分、兵庫トヨタ自動車344名分、岡山トヨペット267名分、ネッツトヨタ徳島209名分、トヨタカローラ愛豊178名分、埼玉トヨタ自動車129名分、トヨタカローラ沖縄78名分、トヨタカローラ道北11名分が対象であった。当該顧客の情報は、保管していたサーバから削除をすでに実施しており、同社以外へ提供された事実がないことを確認している。各販売店は、当該顧客に対しお詫びと説明を行った。

 

同社の販売会社にて、顧客の同意を得ずにTOYOTA/LEXUSの共通IDの発行登録のために個人情報を使用した件について、その後同様の事象がないか全257社にて調査を行った結果、27社の販売店でも個人情報の不適切な利用があったことが判明した。なお、同社が保有するサーバに保管されていた対象のIDや個人情報は同社以外への提供はされていないことを確認している。また、対象ID及び個人情報は削除を行った。今後個人情報の取扱いルールについて、メーカーと販売店が連携し、不適切な取得を抑止するシステムの見直しを進め、再発防止に努めるとしている。(2021年9月15日追加)