PowerDNS Authoritative Serverにバッファオーバーフローの脆弱性が確認された。影響を受けるのはdnsreplay from 4.0.0 から4.1.1で、PowerDNS Authoritative Serverと共に提供されているdnsreplayツールにバッファオーバーフローの脆弱性が存在する。この脆弱性が悪用されると、細工されたPCAPファイルの処理によりバッファオーバーフローが引き起こされ、クラッシュや任意のコード実行などの恐れがある。なお、この脆弱性は-ecs-stampオプションが有効になった状態のみ起こる。解決策としてdnsreplay 3.4.11及び4.1.2が公開されており、この脆弱性の影響を受けない。