GoogleはAndroidの月例セキュリティ情報を公開した。今回も「2018-05-01」と「2018-05-05」の2回に分けて公開され、「2018-05-05」ですべての脆弱性が修正された。
「2017-05-01」ではフレームワーク、メディア フレームワーク、システムにそれぞれ2件ずつ含まれる脆弱性を修正した。これらの脆弱性により追加権限を取得するためのユーザー操作の要件が回避される恐れがある。重大度は全て上から2番目の「高」となっている。
「2018-05-05」ではカーネル コンポーネントに存在する2件の脆弱性、NVIDIA コンポーネントに存在する3件の脆弱性、Qualcomm コンポーネントに存在する11件の脆弱性に対応した。このうちNVIDIA コンポーネント及びQualcomm コンポーネントには各1件ずつ重大度が最大の「重大」の脆弱性が存在する。これらの脆弱性によりオペレーティング システムの保護回避や任意のコード実行などの恐れがある。