Microsoft が提供するVisual C++ 再頒布可能パッケージのインストーラに関する脆弱性が確認された。DLLを読み込む際の検索パスに関する処理に不備があり、インストーラと同一のディレクトリ内に存在する特定のDLLファイルを読み込んでしまう脆弱性 (CWE-427) が存在する。この脆弱性が悪用されると、インストーラを実行している権限で、任意のコードを実行される可能性がある。解決策としてインストーラを新たに作成したディレクトリに保存して他の無関係なファイルを存在させない状態で実行、インストーラを保存したディレクトリに信用できないファイルを存在させないようにすることでこれらの脆弱性の影響を軽減できる。