スポーツ庁・内閣サイバーセキュリティセンター・警察庁、北京冬季大会における公式アプリ利用に注意喚起

発表日時2022/2/4

スポーツ庁・内閣サイバーセキュリティセンター・警察庁は北京冬季大会における公式アプリ利用に注意喚起。2022年北京冬季オリンピック・パラリンピック競技大会開催にあたり、北京大会組織委員会より各国代表団等に対し、中国製の公式アプリ「MY2022」をスマートフォン等にインストールするよう呼び掛けられているが、当該アプリが不正アクセスを招く可能性があり、スマートフォン等を通じた監視や情報の抜き取りなどを懸念されることから、同庁およびNISCは、日本オリンピック委員会および日本パラリンピック委員会に対し、大会関係者のPCやスマートフォン、タブレット等の端末の利用に際し、注意喚起を行った。

推奨される対策については、北京大会には個人所有の端末は持ち込まず、レンタルの端末等を利用し、開催期間中は端末に不審な動作がないか注意を払い、やむを得ず個人所有の端末を利用する際は、帰国後に端末の初期化を実施するよう呼び掛けており、また、無料の無線ネットワーク回線の利用は控えることや、ソフトウェアのアップデートの実施、パスワードの使い回しを避ける、多要素認証の利用、重要なデータはバックアップの実施、PCはマルウェアの定期的なスキャンを実施するよう求めている。北京大会開催に乗じたサイバー攻撃への対策については、関係者や関係サービスを装うメールが生じるリスクを踏まえ、身に覚えのないメールは開封しない、Webサイトには接続しないなどサイバーセキュリティ対策を講じるよう呼び掛けている。