東映アニメーション、不正アクセスを受け、システムの停止を決定

発表日時2022/3/7

東映アニメーションにて不正アクセスによりシステムを停止。同社のネットワークが3月6日第三者による不正アクセスを受け、システムを停止した。現在外部専門機関による調査を行っており、顧客や取引先個人情報などが含まれていないか、確認を行っている。

同社は関係機関への報告を行うとともに、現在社内システムの一部を停止し、外部からのアクセス制限を行っている。

同社のネットワークが不正アクセスを受けた件で、同社制作の「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」「デリシャスパーティ♡プリキュア」「デジモンゴーストゲーム」「ONE PIECE」の放映スケジュールに影響を及ぼすことが明らかになった。(2022年3月11日追加)

同社のネットワークが不正アクセスを受けた件で新たに弊社製作の映画「ドラゴンボール超 スーパーヒーロー」の公開スケジュールにも影響が出ることが判明した。(2022年3月18日追加)

同社のネットワークが不正アクセスによる障害が発生した件で、調査の結果、システム障害がランサムウェアに起因する障害であったことが明らかになった。同社によると、同社従業員が業務上必要なソフトウェアを外部からダウンロードした際に、ランサムウェアの侵入につながるソフトウェアが一緒にダウンロードされるようサイトが改ざんされていたことにより、ランサムウェアに感染し、3月6日に第三者に不正アクセスされていた。
不正アクセス確認後、同社は社内システムの一部を停止し、外部からのアクセス制限を行い、関係機関への報告を行うとともに、外部のセキュリティ専門家の協力の元必要なセキュリティ対策を施し、現在は社内システムはほぼ正常に戻っている。なお、専門調査機関による調査の結果、個人情報などの情報漏えいは確認されず、顧客からの被害報告なども確認されていない。(2022年4月28日追加)