Adobe Systemsは、Adobe Flash Playerに複数の深刻な脆弱性が存在するとして、定例外のセキュリティアップデートを公開した。
公開されたのは Windows、 macOS、Linux、Chrome OS向けAdobe Flash Playerで、Adobe Flash Player 29.0.0.171とそれ以前のバージョンには型の取り違え、整数オーバーフロー、領域外読込み、スタックベースバッファオーバーフローの4件の脆弱性が存在し、型の取り違え及びスタックベースバッファオーバーフローの脆弱性は深刻度がCriticalとなっている。これらの脆弱性が悪用されると、任意のコード実行や情報流出の恐れがある。
同社はこれらの脆弱性を修正したAdobe Flash Player 30.0.0.113を公開した。スタックベースバッファオーバーフローの脆弱性は既に悪用コードが出回っており、Linux以外は優先度も「1」となっており、早急にアップデートするよう推奨している。