釜石市、職員が住民基本台帳データを私物PC不正送信

会社名 釜石市
株式情報 非上場
漏洩種別 流出
漏洩対象 メール
漏洩場所 社外
漏洩内容 住所/氏名/生年月日/マイナンバー
漏洩件数 約33,000件
漏洩日時 2015/2~2022
発表日時 2022/5/30

釜石市にて職員が個人情報を私物PCに不正送信し流出。同市にて市職員の総務企画部係長が建設部主査に依頼し、住民基本台帳に記載されている個人情報を業務に関係なく主査が係長の私物PCに送信していたことにより個人情報が流出した。

係長が業務で知り得た情報を外部に漏らしていたり、業務時間中に大量のメールを同僚に送信している旨の匿名の投書が複数届き、内部調査を行ったところ、住基データの送信が発覚。係長は住民基本台帳へのアクセス権がなく、アクセス権を持つ主査に依頼し、主査が2015年から7年間の間に21回に渡り全市民の住基データ入りエクセルをメールで係長に送信していた。送信されたデータの中には約600件のマイナンバーも含まれていた。市は番号変更希望者に変更の案内文書を発送する。

また、主査の自宅には2017年から数年分の住民基本台帳データが保存された私物USBメモリも見つかった。係長は特に目的なく情報収集したかっただけで、主査はただ係長に協力しただけであった。市は当該職員2名を懲戒免職処分にした。現時点では当該PCからの情報の外部流出の形跡はなく、悪用などの被害も確認されていないが、市は当該職員を岩手県警察に告訴した。