尼崎市、小学校と中学校間の引継ぎ文書を紛失

尼崎市にて、3件の引継ぎ書類紛失事案が発覚。同市教育委員会にて、市内の小学校から児童の転出に伴う引き継ぎの健康診断票が所在不明となった。また別の日に、市立中学校から、市立小学校から引き継ぐべき健康診断票が所在不明になっている旨の連絡があった。

これを受けて、同委員会は市内の全市立小学校及び中学校に、健康診断票の保管状況について調査を行った結果、別の中学校でも私立小学校から引き継ぐべき文書一式が所在不明となっていたことが判明した。

紛失発覚後、関係教職員に聞き取り調査を行い、校内の捜索を行ったが発見できなかった。そのため、関係校管理職及び教職員が対象児童生徒宅を訪問して、経緯説明とお詫びを行った。

公文書の取り扱いや校内における公文書等の管理に対する意識が低く、管理が不十分で、さらに文書の引継ぎ方法が定められていなかったことが原因として、今後は引き継ぎマニュアルを作成し、それに基づく提出書や受領書を発行して、再発防止に努めるとしている。