発表日時2022/9/20
株式会社NTTデータ及びライフデータイニシアティブが共同運営している医療情報データベース「千年カルテ」にて医療データを不適切に収集していたことが発覚。「千年カルテ」は「医療分野の研究開発に資するための匿名加工医療情報に関する法律」に基づき、医療機関等から取得した患者医療情報を統計処理したり匿名加工してデータ利活用者に提供している。本来データを提供する際には、本人に事前に通知が必要となっているが、NTTデータのプログラム不具合により通知が完了していない約9万5000人分の患者データが混入した。なお、外部に提供される情報は匿名加工され、個人情報は含まれていないため、個人情報の流出はないとしている。
内閣府は両社に詳しい報告や再発防止策の提出を求めれおり、両者は現在データベースへの医療情報の取得およびデータ利活用事業を休止し、次世代医療基盤法の主務省庁である内閣府健康・医療戦略推進事務局や関係各所に報告し、調査を行っている。
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