仮想通貨を要求する不審な日本語の脅迫メールが確認され、JPCERT/CCが注意を呼び掛けている。確認されたのはメールアカウントをハッキングした為、システムから全ての機密情報をダウンロードしたという記載のほか、ポルノサイトにウイルスを投稿しインストールし、デバイスにトロイの木馬をダウンロードしたため、フロントカメラはビデオ撮影をして同期を始めるなどという内容になっており、さらにソーシャルネットワークと電子メールアドレスから連絡先情報を収集したため、データを削除したければ、ビットコインで550ドルを支払うよう持ちかけている。支払わなければ、収集したデータを全ての連絡先に送付すると脅迫している。使用されているメールの件名も「あなたの秘密の生活」「セキュリティ警告」「アカウントの問題」「読んだ後に電子メールを削除」「緊急のメッセージ」など複数確認されている。
このようなメールを受信した場合は、攻撃者の要求には応じないこと、メールの本文でパスワードが表示されている場合があるため、表示されているパスワードを実際に使用している場合はログイン履歴等を確認し、パスワードの再設定をするよう注意を呼び掛けている。