那覇市立図書館、サイバー攻撃を受け、ランサムウェア被害

発表日時2022/10/13

那覇市立図書館にてシステムがサイバー攻撃を受け、ランサムウェア被害に遭った。これにより市立図書館で障害が発生し、本の貸出や予約、返却などができなくなっている。

職員が出勤し、専用システムを立ち上げようとしたところエラーが続いたことから、管理業者に依頼して調査した結果ランサムウェア感染が発覚。市は県警にも連絡を行った。

当該システムには８つの図書館や図書室の利用者約19万人分の氏名や住所などの個人情報が登録されているが、個人情報には鍵がかけられているため情報の外部流出の可能性は低いとしているが、長期延滞者情報が記載されたリストには鍵がかかっていないため情報流出の恐れもある。

復旧の目途が立っておらず、当面の間は館内での閲覧及び返却のみとなっている。なお、電子図書館は別のシステムを利用しているため通常利用が可能となっており、こちらの利用を勧めている。

県警は、被害防止のためセキュリティー対策のソフトを導入したりソフトウェアを最新の状態にアップデートし、不審なメールを開いたりサイトにアクセスしないよう呼び掛けている。