発表日時2023/11/9
野村乳業にてクレジットマスターにより第三者が商品を不正購入したことを確認。同社提供のECサイト「工場直送健康便」にて、悪意ある第三者がクレジットカード番号の規則性を利用して機械的に番号を生成して利用可能なクレジットカード番号を割り出すクレジットマスターの手法により、2023年10月8日(日)~10月10日(月)の期間にクレジットカード保有者ではない第三者がクレジットカードで商品を購入する事態が発生した。
これを受けて、同社は対策として10月10日にECサイトでの不正利用を防止する認証システムのreCAPTCHA(リキャプチャ)機能を導入した。同社ではカード決済した顧客のカード情報を保持しておらず、顧客への連絡が出来ないため、身に覚えのない利用に関する問い合わせが来た場合には対応している。またクレジットカード会社とも連携し、不正と思われる注文やカード決済はキャンセル処理を行い、被害に遭った顧客に請求が発生しないよう対応し、顧客に利用明細書に身に覚えのない請求項目がないか確認するよう呼び掛けている。なお、同社では個人情報やクレジットカード情報は保持していないため情報の流出はないとしている。