中小企業基盤整備機構、元職員が採択者情報を不正持出し

中小企業基盤整備機構にて委託先職員が顧客情報を不正に持ち出し流出。同機構が事務局を委託している株式会社パソナにて、同社が実施している「中小企業等事業再構築促進事業」の事務局元派遣社員が、業務上で知り得た者に事務局業務で関わった補助金採択者の審査に係る申請支援の営業メールを送っていたことが発覚。

これを受け、事務局当該元職員の業務用PCの調査を行った結果、補助金の採択者の情報保存と閲覧及び何らかのファイル持出の痕跡が確認された。また、当該元職員は補助金支援を自身で運営しており、HPを確認したところ同補助金採択者の交付決定通知文書の掲載や支援事例の紹介等が掲載されていた。

当該元職員が情報を不正持出しした疑いがあるため、同機構は警察に被害届を提出。実際の個人情報の持出しの有無については不明であるが、対象者に事案説明とお詫びを行った。