Cisco製品にインストールされているCisco OSとCisco IOS XE Softwareに重大な脆弱性が確認された。この脆弱性は同社のセキュリティ研究者が、WikiLeaksに公開されたVault 7という機密文書の調査を行っている際に脆弱性が発覚した。
Ciscoによると、この脆弱性は同社製品のルータやスイッチにインストールされているCisco OSとCisco IOS XE Software内に実装されているクラスタ管理プロトコル (CMP) 処理コードの中に存在し、300種類以上のスイッチ製品がこの脆弱性の影響を受ける。この脆弱性が悪用されると、攻撃者に細工されたCMP固有のTelnetコマンドの送信によりに遠隔からデバイスにアクセスして昇格権限で任意のコードを実行される恐れがある。同社はこの脆弱性を修正したアップデートを公開しており、アップデート適用によりこの脆弱性は修正される。