福岡県、個人情報含む書類を紛失

福岡県パスポートセンターにて、個人情報が記載された書類を紛失。同県パスポートセンター久留米支所にて、パスポート発給申請業務の委託先職員が申請手続きに必要な戸籍謄本等の書類を紛失した。

同県パスポートセンター本所が、パスポート発給確認のため照会文書を支所へＦＡＸ送付し、発給に問題がないことを確認し、後日関係文書を保存しようとしたした際に、戸籍謄本が見当たらず、紛失が発覚。また、戸籍謄本の捜索並びに紛失経緯を調査中に、戸籍謄本以外の関係書類の紛失も明らかになった。

当該職員が業務マニュアルに記載されていた書類保管場所に保管していなかったことを原因で、当該書類を執務室内の共用スペースに置いていたが、紛失場所は部外者が立ち入りできない執務室であることから、持ち去られた可能性は低く、他の文書と一緒に誤廃棄した可能性が高いとしている。

県は当該申請者を訪問し、事態の説明とお詫びを行い、関係者にも同様に説明とお詫びを行った。同県は、再発防止策として、各センター支所長向けに個人情報取り扱い意識向上のための研修を行い、委託先には業務作業手順とダブルチェックの徹底をするよう指導する。