シャープ製の住民基本台帳用ICカードリーダライタで使用するソフトに複数の脆弱性が確認された。影響を受けるのはWindows 7 や8.1用のドライバソフトインストーラ RW-4040及びRW-5100で、DLL読込みの検索パスの問題による意図しないDLL読込みなど4件の脆弱性が存在する。この脆弱性が悪用されると、インストーラや動作確認ツールの実行権限で任意のコードを実行される恐れがある。解決策として、RW-4040 ドライバソフトインストーラ Windows 7 用 バージョン 2.27A、RW-5100 ドライバソフトインストーラ Windows 7 用 バージョン 1.0.0.9A、RW-5100 ドライバソフトインストーラ Windows 8.1 用 バージョン 1.0.1.0A、RW-4040 動作確認ツール Windows 7 用 バージョン 1.2.0.0A 、RW-5100 動作確認ツール Windows 7 用 バージョン 1.1.0.0A、RW-5100 動作確認ツール Windows 8.1 用 バージョン 1.2.0.0Aが公開されており、最新のインストーラを使用することでこの脆弱性は解消される。なお、この脆弱性はインストーラの起動時のみ影響するので、既存ユーザはドライバのアップデートの必要はない。