Mozilla FoundationはWindows、Mac、LinuxおよびAndroid向けに複数の脆弱性を修正したFirefox 54を公開した。合わせて、延長サポート版のFirefox ESR 52.2も公開されている。
今回公開されてた Firefox 54では、重要度「最高」のツリー再生成中の破棄済みノード使用による開放後使用やFirefox 54 や Firefox ESR 52.2 で修正されたメモリー安全性の問題など3件を始め、境界外読み取り、特権昇格など20件の重要度「高」や、9件の「中」など32件の脆弱性が修正された。これらの脆弱性が悪用されると、任意のコード実行や悪用可能なクラッシュにつながる恐れなどがあった。
その他、同社が史上最高のFirefoxと言うマルチプロセス機能のElectrolysis(E10S)の導入により、重いWebページでの速度が速くなり、安定性も向上した。