Petyaの亜種が世界中で感染拡大しており、マカフィーが注意を呼び掛けている。Petyaランサムウェア
は2016年3月に最初に確認されたが、その後亜種となって確認され、ヨーロッパやアメリカの多数の企業が被害を受けている。現在日本ではこの被害は確認されていない。
PetyaはWannaCryと同様にWindowsの Server Message Block(SMB)の脆弱性を利用し、ファイルの暗号化だけでなく、PCの起動時にMBRを暗号化してPCを使用できなくする。Petyaに感染すると300米ドのビットコインを身代金として要求する。
同社は、ウィルス対策ソフトやOS、アプリケーションを最新の状態に更新し、メールの添付ファイルやURLリンクを不用意に開いたりしないようにし、PC内のデータはバックアップをとるよう呼び掛けている。