ウクライナを始め、ロシアや西ヨーロッパを中心にPetyaやPetrwrap、NotPetya、exPetrなどのランサムウェア攻撃が世界中で発生している。Kaspersky Labでは既に2,000件以上の攻撃を確認している。ウクライナでは放射線モニタシステムや地下鉄、電力会社などで被害が確認されている。
マルウェアのPetyaはHDD全体を暗号化し、ユーザがPCにアクセスするのを拒否する。ランサムウェアに感染して暗号化されると、解除キーと引き換えにビットコインで$300を要求される。多くの企業がこの解除キーを入手するために身代金を支払っているが、カスペルスキーの分析によると、支払をしてもディスクの複合はできないとみている。
ランサムウェアに感染しても困らないよう、常にデータをバックアップしておく必要がある。