斑鳩町、図書館システムが不正アクセスを受け、ランサムウェア被害

会社名斑鳩町
株式情報非上場
漏洩種別流出
漏洩対象システム
漏洩場所社外
漏洩内容不明
漏洩件数21,994件
漏洩日時2024/9/30
発表日時2024/10/3

斑鳩町にて不正アクセスによりランサムウェア被害。同町にて、10月1日からの運用開始に向け同町立図書館のシステム構築業務を行ってきた委託先の京セラコミュニケーションシステムのシステムが不正アクセスを受け、ランサムウェア感染したことが判明した。

導入作業が終わり、稼働開始した翌日にシステムのサーバ接続がエラーになり利用できなくなったことから、同委託先が調査を行った結果、サーバ内のデータが暗号化されていたことが発覚。事態発覚後、当該システムを外部ネットワークから遮断した。
当該サーバに図書館利用者の個人情報が含まれていた。現時点では情報流出や金銭要求などは確認されていないが、引き続き原因究明や被害範囲の特定調査を行っている。

斑鳩町の図書館システムの委託先システムがランサムウェア感染した件で、現在調査を行っているが、現時点で判明した内容を公表した。 調査の結果、外部からの不正侵入の痕跡が確認され、当該サーバ内に暗号化されたデータを複眼する手段が記載された脅迫文書のテキストファイルと不審なプログラムが残されていた。なお、現時点ではデータの流出は確認されていない。同社は引き続き個人情報流出の有無の調査を行っている。(2024年10月10日追加)

斑鳩町の図書館システムがランサムウェア感染した件で、調査の調査結果を公表した。専門業者によるフォレンジック調査の結果、個人情報含む情報の外部流出の痕跡は確認されず、個人情報含むデータの転送や外部流出の痕跡も確認されなかった。当該ランサムウェアにデータの外部流出機能がないことが確認されており、ダークウェブでもデータ流出は確認されていない。 不正アクセスされた原因については、システム環境構築中のサーバへのアクセス設定の不備があり、ログインID・パスワードが解析されて不正アクセスされたことが判明した。同社はサーバ設定とシステム内のパスワード設定の見直しを行い、システム環境のセキュリティ対策を強化した。 なお、当該システムについては11月1日からサービス提供を行う。(2024年10月25日追加)