GNU Wget に複数のバッファオーバーフローの脆弱性が確認された。影響を受けるのはGNU Wget 1.19.2以前のバージョンで、HTTP のチャンクエンコーディングの処理の問題によりスタックバッファオーバーフロー及びヒープバッファオーバーフローの脆弱性が存在する。これらの脆弱性が悪用されると、ユーザがHTTPで細工されたリンクをダウンロードすることで、攻撃者ユーザの権限で任意のコードが実行される恐れがある。解決策として、GNU Wget 1.19.2が公開されており、アップデートによりこの脆弱性は修正される。