Tor Browserに脆弱性が確認され、macOS及びLinux向けにTor Browser 7.0.9が公開された。Widowsはこの脆弱性の影響を受けないとして引き続きTor Browser 7.0.8.を使用するよう求めている。macOS及びLinux向けTor Browser 7.0.8には「file://」で始まるURL処理に関するFirefoxのバグの問題により、ユーザーのIPアドレスが流出する恐れがある。この脆弱性が悪用されると、細工されたURLに誘導された場合にTor Browserをバイパスしてリモートのホストに直接接続する恐れがある。なお、Windowsのほか、Tailsやサンドボックス化されたTorブラウザはこの脆弱性の影響を受けない。現時点ではこの脆弱性を突いた攻撃は確認されていない。