Adobe Systemsは深刻な脆弱性を修正したAdobe Acrobat DCおよびAdobe Acrobat Reader DCのセキュリティアップデートを公開した。
Acrobat Reader及びAcrobat Reader DC 2017.012.20098 (Continuous Track)とそれ以前、Acrobat 2017及びAcrobat Reader 2017 2017.011.30066とそれ以前、Acrobat DC 及びAcrobat Reader DC 2015.006.30355とそれ以前、Acrobat XI及びReader XI 11.0.22とそれ以前には21件の領域外読込みや4件の領域外書込み、6件の解放後使用、6件のバッファオーバー読込みなど62件の脆弱性を修正した。多くの脆弱性の深刻度が最大のCriticalとなっている。これらの脆弱性が悪用されると遠隔からコードを実行される恐れがある。
同社はこれらを修正したAcrobat DC 及びAcrobat Reader DC (Continuous Track)2018.009.20044、Acrobat 2017及びAcrobat Reader 2017 2017.011.30068、Acrobat DC及びAcrobat Reader DC (Classic Track) 2015.006.30392、Acrobat XI及びReader XI 11.0.23を公開した。
なお、Adobe Acrobat 11.x 及び Adobe Reader 11.x のサポートは10月15日で終了となっており、Version 11.0.23が最終バージョンとなるため、同社はAdobe Acrobat DC 及び Adobe Acrobat Reader DCの最終バージョンをインストールするよう推奨している。