Joomla!を使用したサイトに対するPHPの脆弱性を狙った不正アクセスが観測され、警察庁が注意を呼びかけている。
Joomla!に任意のPHPコード実行可能な脆弱性が存在することが確認され、Joomla!の修正版が12月14日に公開された。その後原因がPHPの即知の脆弱性によるものであったことが判明したため、Joomla!を使用していなくてもPHPを使用している場合には攻撃対象となるため、注意が必要になる。
警察庁の定点観測システムでは28日にJ不正なアクセスを観測した。ただし、このアクセスは脆弱性の有無確認目的で、攻撃は試行されていなかった。しかし、今後脆弱性の存在が判明したウェブサーバに対して攻撃が実施される恐れがあるため、注意が必要となる。攻撃による被害を避けるためにも、PHPを利用している場合は最新バージョンにアップデートするよう推奨している。