マイクロソフト社の Internet Explorer(IE)のサポートポリシーが変更され、サポート対象が最新版のみとなるため、トレンドマイクロが最新版に更新するよう呼びかけている。
マイクロソフト社はIEのサポートを各オペレーションシステムの最新版のみに変更した。これにより、各OSのバージョンの最新版以外の旧バージョンでは1月12日以降はサポート終了となる。注意点は、Windows8のサポートは2016年1月12日で終了するため、Windows8.1以上にアップデートする必要がある。
脆弱性を突いた攻撃では脆弱性攻撃ツールのエクスプロイトキットがIE、Adobe Flash、Javaなどの攻撃に多く使用されている。複数のバージョンのIEに脆弱性が影響する場合でも、今回のポリシー変更により最新バージョンしか更新プログラムは対応していない。ひとつでもアップデートがされていないと不正プログラム感染の恐れもあるため、脆弱性を利用した攻撃によるリスクを下げるためにも最新版に更新し、修正プログラムが公開されたら、少なくとも1週間以内にはアップデートを行うよう推奨している。