JA北海道厚生連札幌厚生病院、ソフトウェア不具合で医療機関で個人情報が閲覧可能状態

会社名 JA北海道厚生連札幌厚生病院
株式情報 非上場
漏洩種別 流出
漏洩対象 Web
漏洩場所 社外
漏洩内容 氏名/医療情報
漏洩件数 1,714件
漏洩日時 2015/11/26
発表日時 2016/2/1

JA北海道厚生連札幌厚生病院にて、ソフトウェア不具合により一部医療機関で個人情報が閲覧可能状態。JA北海道厚生連札幌厚生病院にて、公益社団法人日本麻酔科学会が公表している麻酔台帳システムに関するソフトウェア(JSA・PIMS)を利用している医療機関に、同院の患者個人情報が閲覧可能状態であったことにより流出した。

日本麻酔科学会に他医療機関の医師から、JSA PIMS上で別の医療機関の麻酔実施情報が閲覧できる旨の連絡があり、同学会の調査の結果同院の患者個人情報の流出が発覚。調査の結果、同院にてJSA PIMSに不具合が発見さたため、委託先のソフトウェア開発業者が不具合修正を行った際に、システム開発ツールの自動保存機能によりJSA PIMSにデータベース上の患者情報が保存され、それに気づかずに同学会の会員などに配布していたことが判明した。現時点では当該医療機関以外に同院の患者個人情報が閲覧された旨の報告はなく、個人情報のインターネット上への流出は確認されていない。今回の流出は、特定のOSバージョンで一定の条件下で特定の操作を複数回実行した場合にのみ表示されるため、個人情報が第三者に見られた可能性は低い。